先日2月5日(日)は、午後1時からテクスピア大阪小ホールにて、
【フォーラムinいずみおおつ2023】
メディア・インターネットを賢く読み解く~男女共同参画の視点から~
が、開催されました。
講師は、元テレビ局報道記者・ディレクターであり、
国内外の新聞・テレビ等のコメンテーターも多数務める、渡辺真由子さんです。
まずは、南出市長の挨拶からはじまりました。
メディアの報道にはスポンサーが付いていて、その意向に添った内容になりがちなので、
今日の講座、メディア・インターネットを賢く読み解くスキルが必要であると言うことなどなどのお話がありました。
そして、
渡辺真由子さんの会場の空気を変えるような声や落ち着いた話し方には、「ハッ」と注目を集める雰囲気がありました。
内容は、
●メディアと男女共同参画
メディア・リテラシーとは?
ジェンダーとメディア
●ネット時代の人権
SNSリテラシーとジェンダー
リベンジポルノ 自画撮り被害
●広告を読み解く
広告リテラシーとジェンダー
誇大・偽装広告
メディアリテラシーとは、元々「批判」と言う意味でしたが、今は「活用する能力」とされているそうです。
様々な例を見せていただき、メディアは今や意図せず、男女共同参画に大きな影響を与えていることが理解できました。
また恋人どおしの時、自撮りで裸の写真を送って、実際、違う人と結婚となった時に、ネットで検索するとその昔の写真が出てきて破談になったお話などがありました。
自分の裸の写真を相手に送信することは、「愛」では無い!自分の人生を破滅できるスイッチをその人に送ることと同じです。と言う言葉が心に残り、ぜひ若い女性に聞いて欲しいと思いました。
また渡辺真由子さんがプロ意識を持って集め、見せて下さった様々な日本の広告(CM)があります。
それは、ジェンダーの視点から見ると、現在でも、男女共同参画社会に反し、私たちの深層心理に大きな影響を与えていることが、はっきりと理解することができました。
昨年のにんじんサロンまつりでは「アンコンシャス・バイアス」のお話がありましたが、それは、このようなメディアの放送からも作られるように感じました。
元テレビ局報道記者の実績があってこそのとても深く、なかなか聞けないお話ばかりで、参加させていただいて本当に良かったです。
ありがとうございました!